青木 英晃の独り言

2011年06月17日

 

 
2011/06/16
青木 英晃の独り言
 
 
 
   
全国のBMWファンの皆様こんにちは!ガレージエブリンの黒子、青木英晃です。

遅々として進まない震災の復興、無意味な政争の繰り返し。2年前の政権交代の熱狂は一体何だっただろうか?
僕も政権交代を望んで一票を投じた張本人として、後悔していたのですが…震災後はその(後悔)が(懺悔)に変わってしまいました(苦笑)


さて、1年以上前にこのコラムに書かせて頂いた事ですが、数ヶ月に一度愚妻を伴って大阪市内の小さなレストランにランチで訪れるようになって数年が経ちました。
味はもちろんの事、長身で童顔の無口なシェフと、明るくてのんびりマイペースなマダムの織り成す空間が心地よく、ついつい応援してあげたくなるようなお店です。もちろん微力な私が応援する必要等全く無用で2年連続でミシュランの星も付き、今や予約の取れないお店としてマスコミに取り上げられる事も多々有るほどです。

そんな若いご夫婦が結婚10年目にして初めて赤ちゃんを授かり、マダムが当分の間お店に立たれない事になるのでご出産の前祝にと、先日4人で食事に行かせて貰いました。

帰り際に若くて将来性豊なシェフにひとつ質問をしました。
「将来の夢は?」と問うた時、間髪入れず彼は答えました。
「もっともっと店を小さくしたいんです。究極の目標は、一日一組だけお客様を迎えて自分が全てを作る小さな店にしたい。そのために今は多くのお客様に来て頂いて底辺を広げ将来に繋げたい」と。

2号店を持ちたいとか、もっと大きな店に移転したいとか言うのかなあと想像していただけに、全く自分の不明を恥じました。
どんな分野でも同じですが、目標に向かって集中する姿は本当に美しいですね。


余談ですが、去年の4月から大阪府警に奉職した長男は、震災復旧のサポートとして昨日から岩手県に赴任しました。自衛隊や消防隊に比べて警察官の出来る仕事は限られていますが、自ら望んで公務員の道を選んだからには世のため人のために頑張って欲しいものです。

page top