青木 英晃の独り言 ゴーストバイクの巻

2011年10月12日

 

 
2011/10/12
青木 英晃の独り言 ゴーストバイクの巻
 
   
全国のBMWファンの皆様こんにちは! ガレージエブリンの黒子、青木英晃です。


皆様は(ゴーストバイク)という言葉を聞かれたことがお有りでしょうか?
ここ最近ロンドンの街角で見られるように成ってきた現象で、道端で停め放しになり、フレームやハンドル全てが白く塗られている自転車の事です。
その傍らにはさりげなく花や写真が添えてあります。

まるで遺影のように置かれたこの自転車は「ゴーストバイク」と呼ばれ、自転車に乗っていて不慮の事故等で亡くなった人を供養するためのもので、同時にゴーストバイクが停められている場所は事故が起きた危険スポットであることを他のライダーに知らせ、注意を促す意味もあるそうです。


さて、ここからは先日起こった私の経験談です。
エブリンの仕事を終え、車で帰宅途中に信号を右折しようとしたら前方から無灯火の中学生の自転車が……こちらは彼に気付いて停車しているのに彼は全く気付かず走りながら携帯に夢中!
直前で私に気付き慌てて急ブレーキを掛けたため転倒してしまいました。車を寄せて彼に駆け寄ると怪我はしていないのですが自転車のチェーンが外れてしまっています。

成り行き上、僕もお手伝いすることにしました。
すると、近くで見ていた見ず知らずのおっさんが突進してきて大声でひと事!

「そんなことより先ず警察に電話しろよ!!」

僕と中学生、顔を見合わせてポカーン、
彼に聞いてみました。「どうする?電話する?」
すると彼は不安げな表情で「僕、警察につかまるんですかあ?」
「いや、つかまらないよ」
電話は止めました(笑)

程なく外れたチェーンを直し、彼は走り去って行きました。僕の両手は真っ黒でした。


日頃エブリンでお世話になっている損保会社の山○氏から聞いた話です。近年、自転車と車の事故が急増しており、直接、接触の無い場合でも事故の因果関係が認められれば保険請求の対象になるとか。

日頃ハンドルを握っている我々からしてみれば、最近の自転車ドライバーの運転マナーの悪さには辟易していますが、いざ事故に成った場合は
いくら相手側の過失割合が大きくても車を運転する立場の方が不利なのはご存知の事とおもいます。

先ほどの私の場合は笑い話で済みましたが、もし少しでも接触していればと思うと今更ながらゾーっとします。

親愛なるBMWフリークの皆様、くれぐれも安全運転に心掛けてください。そして加害者にも被害者にもならないで下さいね。

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