青木 英晃の独り言

2012年03月02日


2012/03/02
青木 英晃の独り言

全国のBMWファンの皆様こんにちは!

ガレージエブリンの黒子、青木英晃です。
去年の今頃もこの独り言で同じ事を書いたのですが、今年も大阪府立淀川工科高校 吹奏楽部のコンサートに行ってきました。
高校生のクラブ活動の自主公演が、有料で1700人も収容できるシンフォニーホールを土曜日曜で4公演も満席にするのは本当に驚異的な事です。

内容は多岐に渡り、クラッシックから六甲おろしまでたっぷり3時間楽しませて貰いました。当日は3年生の引退公演も兼ねており、スポットライトを浴びて万雷の拍手を受けながら引退出来る学生さん達は本当に幸せそうでした。


さて、先日見たテレビの情報番組で興味深い内容が有りましたので少しご紹介させてください。
九州の片田舎から店舗を広げ今や日本一の売り上げを誇るまでに成った仏壇の製造直売会社のエネルギッシュな老社長が出演されていました。
それまで仏壇というものは、京都を中心に一部の熟練職人にしか作れない特殊な工程で設計図も無く長年の経験だけが頼りの閉鎖的な世界で、当然工期も長く掛りそれに伴って価格も最低でも数百万円があたりまえだったとか。
その旧態然のシステムを打破するために彼のしたことは、高級仏壇をいったんバラバラにして新たに設計図を作って地元の職人たちに分業で作らせたそうです。
当然販売価格は飛躍的に下がり、一切の値引きをせずに適正価格で販売する事によってお客様の絶大なる信頼を得たとか。お客様を装った番組関係者が一般的な仏壇屋さんに入って、近寄って来た店員さんに「値引きしてもらえるんですか?」と問うたら…「もちろん正札よりも勉強しますよ!」と甘いひと言。

この「値引きしますよ!」がくせものなんです。
もし値引きを求めなかったら?どうなっていたんだろう?
もし強引に値引きを要求したら?どこまで引くんだろう?
この商品の本当の価値っていくらなんだろう?
そこにお店とお客様との信頼関係が築けなくなると思うのです。
そんな業界のビジネス慣行を、その老社長は「不誠実だ!!」と」切って捨てました。テレビの画面に向かって「かっこいい!」とつぶやきました(笑)

ご承知の方も多いでしょうが、わがガレージエブリンも車両の販売にあたって一切の御値引きをお断りさせていただいています。なぜなら提示させていただいている価格がギリギリの適正価格であり、どのお客様に対しても等しく同じ価値を味わって頂くためです。
1台のクルマは決して安くはありません。だからこそおひとりおひとりのお客様に誠実に向き合ってエブリンで憧れのBMWを購入して良かったと思われたいのです。


最後に、年が明けて早くも3月になりました。間もなくあの忌まわしい大震災から1年が経とうとしています。
今一度、志半ばでお亡くなりになられた方々に「合掌」と「祈り」を捧げます。

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