青木 正幸の独り言VOL 28・・・EVO92.1  EVO93.1

2012年06月04日

 

 
2012/06/04
青木 正幸の独り言VOL 28・・・EVO92.1  EVO93.1
 
 
   
   


全国の皆様、いつもガレージエブリンのHPをご覧いただきありがとうございます。
約半年ぶりの独り言ですが、本日デビューしたエナジーコンプリートカーEVO92.3 EVO93.1について
少しお話しさせていただきます。



2008年6月 エナジーコンプリートカーEVO46.2

2008年9月 エナジーコンプリートカーEVO90.1

2009年2月 エナジーコンプリートカーEVO60.1

2009年4月 エナジーコンプリートカーEVO60.2 M5 hommage

2009年7月 エナジーコンプリートカーEVO60.3 interceptor

2011年6月 エナジーコンプリートカーEVO87.1
 
2011年11月 エナジーコンプリートカーEVO82.1




この4年の間に立て続けにデビューさせたエナジーシリーズは、
そのどれもが一般のお客様のみならず同業他社様からも高く評価され、
大きなセールスとともにガレージエブリンの基盤を強固なものへと
導き、またエナジーモータースポーツというブランドが広く認知される結果となりました。



これもひとえに全国のBMWフリークの皆様と、協力いただいている取引業者様、
そして激務に対し不満の一つも漏らさないスタッフのおかげといまさらながら感謝しています。



さて本日デビューしたNEWエナジー・・・構想1年半、製作期間8ヶ月と今までで
一番時間を要しただけではなく、開発費用も過去最高となりましたが、その理由は画像を確認していただければ想像に難くないかと思います。


エナジーコンプリートカーをデザインする上においての絶対条件は製造コストを無視すること。
さしずめそれはキャンバスのサイズに制約を設けられたところで意欲は萎えないが、画材の質を落とすことだけは強く拒否する画家の想いと共通。


これは2008年6月にデビューさせたEVO46.2から、ぶれることなく貫いてきたポリシーで本日デビューしたEVO92.1 EVO93.1 へ受け継がれています。



私にはオーナー経営者としての顔、皆と同じ作業を行うスタッフとしての顔、そしてエナジーコンプリートカーのすべてのパーツ
をデザインするクリエーターとしての三つの顔がありますが、
今回のコンプリートカーを開発するにあたり、前者ふたつを封印し、いちデザイナーとして企画しました。



経営者としてデザインすれば、数字を求めるため万人受け狙いと効率を重視するでしょうし、現場スタッフとしてデザインするならば
作業性を重んじた形に走りがちでしょう。



商業デザイナーではなく、無欲の画家がいま書きたい絵を描き
それを三次元デザインにしたのがエナジーコンプリートカーEVO92.1 EVO93.1 です。



正解が無いのがデザインの世界、攻めに攻めた唯一無二の形に
賛否両論はあろうとも、自動車デザインの世界へ一石を投じた気概
を感じていただければ幸いです。



(有)ガレージエブリン   代表取締役    青木正幸

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