10月5日、今村重幸の独り言!

2013年10月06日

 

 
2013/10/05
10月5日、今村重幸の独り言!
 
   
HPをごらんの皆様、こんばんは。

やっと秋らしく、日中も涼しい日が多くなってきましたね。

タオルを首に巻き、汗でビチャビチャになったTシャツを1日何回も着替えて作業していたのもつい先日のこと。

仕事が終わり車に乗り込みエアコンもMAXで帰宅・・・ささやかながら天国を感じたものでした(-_-;)



今では当たり前のように全ての車に標準装備されているこのエアコン!

皆様はなぜ冷えた風が出てくるのか! なぜ湿気で曇ったガラスが視界良くなっていくのか! ご存知ですか?

今日は楽しい話題も思いつかないので、そんなお話です。

「そんなん知ってるわ!」って方も多いと思いますが、知らない方は読んでみてください。



よく原理を簡単に例えられるのが、注射の時にやるアルコール消毒ですね。

肌に塗られるとヒンヤリするのは誰もが経験あると思いますが、
これはアルコールが液体から気体に変化するとき周囲から気化に必要な熱を奪う為です。

気化熱といいますがカーエアコンもこの原理を応用しています。

クーラーガス(冷媒)を液体の状態から気体に変化させる時、この気化熱を利用して冷却します。

構造をおおまかに説明しますと、どの車にもコンプレッサー・レシーバー(リキッドタンク)・コンデンサー・エキスパンションバルブ・エバポレーター
と呼ばれる部品からなり、エンジンの駆動力を利用してコンプレッッサー作動させ、
クーラーガスを圧縮しコンデンサーで冷やされ液化します。その後レシーバーへ送り不純物、水分除去を行う。

液化したクーラーガスはエキスパンションバルブと呼ばれる膨張弁で一気に室内のエバポレーター(ラジエターみたいなやつ)
へ噴射し気化させます。

その時、周りの熱を奪いっていき、エバポレーターは冷やされ、
そこにブロワーファンによって風を通過させることで冷風を起こしています。

そしてエバポレーターを通ったクーラーガスは再びコンプレッサーへ・・・。

カーエアコンはこのようなサイクルで構成されておりますが、
ちなみにこの時、車内の空気中の水分は冷たくなっているエバポレーター表面でで凝縮され水滴となり、
車外へ放出されます。これにより除湿が行われます。



なんか難しい話になっちゃいましたが、このカーエアコン!実は10畳間位は冷やす能力があるほど強力で、
意外と電力を使います。

エアコンONの時、アイドリング中にエンジン回転数が少し上がるのは電力を上げるためで、
その分ガソリンも喰います。



これからだんだん涼しくなりエアコンのスイッチ(雪の結晶ボタン)をONにする機会は減ってきます。

すると当然燃費も夏場に比べれば向上しますが、雨の日はガラスが曇り視界が悪くなりやすいので除湿のためONにしましょうね。

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