ホイールアライメントテスター
2018年03月28日
ホイール・アライメントは自動車のホイールの整列具合のことで、「アライメント」と略していうこともあります。
車体に対してホイールの位置、角度、方向がどのように取り付けられているかを確認し、調整をします。
車を運転するときの「走る・曲がる・止まる」の動作にはホイール・アライメントが大きく関わっていて、バランスが崩れると
走行上のトラブルの原因にもなりますので、しっかり調整してあげると気もちいいものですし、重要なパースです。
先日、自社のテスターをリニューアルしましたので、合わせてアライメントテスターも一新しました。
早速、本日工場長の今村が世田谷店デモカーのM4をテストがてらアライメント調整を行っていましたので、
カメラ小僧として周りをブンブン飛び回って撮影しましたので、レポートいたします。
それにしてもこのM4デモカー、ボディと ENERGY Forged Block 20の配色、好きです。
先ずは、センタリングクランプとセンサーを4輪に取り付けていきます。男前の横顔をどうぞ...
各モデルで、規定値が決まっていますので、今回調整する車輌の情報を読み出します。ここが最新のデータになっていないと
いざ調整をしようとしても、規定値が解らず調整できない...なんてことになりますから、データは最新。これが重要です。
そして、通信の確立と位置出しを車輌を前後に動かして確定します。押してますね。男前ですね横顔。
さすがは最新式。次に何をすれば良いのかを図解で案内してくれ、日頃コンピュータが苦手と言っている工場長も手順に悩むこともなさそうです。
あれ?悩んでる...?
その後、専用の台の上に降ろしますが、これは4輪が水平になるように設定をしていますので、この場所でしか
アライメント調整が出来ないようになっているほど、シビアな作業になっているそうです。ここでもいい横顔です。
指示通りに進んでいくと上のような現在の結果が表示されます。これを元に、どこをどうすれば、
規定値内に収まるか数値として表示されるので、実際の調整作業へと入っていきます。
画面に表示される数値を見ながら調整を行っていきますがこれが、こっちを触るとあっちがズレて...と私から見ると
中々根気の要る作業に見えますが、さすがは我等が工場長!!長年の経験と感覚が生かされて、バッチリ合わせています!!
後輪に続き、前輪も調整したあとは、下のような調整結果が表示されます。
左側が調整前、右側が調整後です。赤く表示されている物が、規定値よりずれており調整が必要。
緑色が調整内に入っているという表示です。見事に規定内に収まりました。この後、試運転をして完了となりますが、調整結果はプリントアウトしてお見せすることも可能ですよ。
by 手嶋