リヤハブベアリング奮闘記

2019年05月13日

 

GW前に修理でお預かりしている和歌山県の木〇様335iカブリオレ、昨日より作業を開始しております。

 

エンジン不調にてご入庫いただいたのですが、ハイプレッシャーポンプ交換作業を終え

 

最終試運転で発覚! 走行中リヤ側から「ゴ〜・・・」と異音が・・・!

 

お客様に連絡後、追加修理として作業を進めさせていただきました。

 

左側リヤハブベアリングの交換です。

 

通常ですと2日間も掛からない作業なんですが、ハブが抜けない!というかドライブシャフトが抜けない(汗)

 

 

 

 

ご覧のようにスライディングハンマーというツールで引き(叩き)抜くのですが、これがビクともしない!

 

潤滑剤を浸透させ何度も何度もチャレンジすれど、固着していて一向に抜ける気配なし!

 

50肩に鞭打って頑張るもさすがに握力も限界!そこで隣で作業している山下君とタッチ交代。

 

 

 

 

さすがは重量級!ハンマーを叩く音が違います・・・。

 

工場では「カーンカーン!」と数時間響きわたっていましたが、それでもダメ! 二人とも腕はパンパン(泣)

 

その様子を見に来た濱田君に「君、やってみ」と交代したのですが、

 

3,4回で「もう無理ですぅ」とギブアップ! あきらめ早っ(怒)

 

再度潤滑剤を吹きつけ、明日になれば抜けてくれることを祈りつつ一晩寝かすことに・・・。

 

そして本日作業を再開してのですが、やはり昨日と同じく抜けてくれない。

 

プーラー等を駆使しても工具が破壊されるばかり。

 

あれこれ試して約2時間程経過、やっと少しばかり抜けそうな兆しが!

 

二人がかりで交代しながらハンマーを叩き・・・、やっと抜けてくれました(喜)

 

 

 

 

 

オレンジ色の部分がハブのボールベアリングなのですが、交換作業は必ずこんな感じに破壊されます。

 

あとはベアリングがついているホイールキャリアを外し、プレスでもって脱着します。

 

 

 

 

 

 

ハブ側についてくるベアリングのカラーもプーラーで引き抜きます。

 

そして、やっと先程から組み付け作業を再開できました。

 

今回は12年経過と9万キロオーバーの車輌だったため、作業は困難を極めましたが

 

何かおかしな音がする等、気になることがありましたらくれぐれも早めのご相談お願いしますね。

 

以上、上半身筋肉痛の今村でした。

 

 

 

 

 

 

 

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