大阪府の加〇様へ。

2020年05月25日

 

 

ご契約いただきました530iですが、週末から納車前の点検整備作業を開始しております。

 

 

 

 

 

 

まず一通り点検したところ、エンジンとミッションの下部にそれぞれオイルパンがありますが、

 

 

本体との合わせ面にあるガスケットの劣化によりオイル漏れが発生していました。

 

 

こちらがエンジンオイルパンです。

 

 

 

 

 

 

こちらがミッションオイルパンです。

 

 

画像では分かりにくいのですが、オイルパン全体にオイルが滲んでいます。

 

 

 

 

それではミッションオイル漏れの修理から開始!!

 

 

まずミッションオイルを抜いて、オイルパンを取外します。

 

 

 

 

 

 

次にオイルパンの少し上に配線をつなぐコネクターがあるのですが、接続部分からオイルが漏れてこない様に

 

 

スリーブという部品があり固定されています。

 

 

 

 

このスリーブのパッキンが劣化するとミッションオイルが漏れてくるのですが、今のところは問題無しです。

 

 

しかし、納車後間もないタイミングで漏れ始めると、ご迷惑をおかけする事にもなりますので、

 

 

弊社ではスリーブとドレンボルトを同時に交換してお納車させていただいております。

 

 

右側が新品パーツになります。

 

 

 

 

こちらが取り外したミッションオイルパンと新品のオイルパンです。

 

 

オイルパンは樹脂製のため、経年劣化で歪んでいる可能性があるのでガスケットだけではなく

 

 

オイルパンも交換してお納車致します。

 

 

 

 

オイルパンを規定トルクで締め付けて取付けし、ミッションオイルを入れ、量を調整して完了です。

 

 

 

 

 

 

 

そして次はエンジンオイル漏れ修理です。

 

 

エンジンオイルパンはすぐに取り外せる状態ではありません。

 

 

 

 

 

 

まずミッションオイルと同様に、エンジンオイルを抜きとります。

 

 

オイルパンを取り外すスペースを確保するため、エンジンを吊り上げて下回りのパーツを

 

 

ミッションジャッキで支えながら降ろします。

 

 

 

 

 

 

スペースが確保出来たらオイルパンを取外します。

 

 

 

 

 

 

オイルパンの合わせ面を綺麗に清掃し、新品のガスケットをセットします。

 

 

 

 

 

 

準備ができたらオイルパンを元へ戻します。

 

 

エンジンオイルパンを取り付けるボルトはアルミ製のため再利用は不可。

 

 

新品のボルトセットを使って規定トルクで締め付けます。

 

 

 

 

 

 

これでエンジンオイル、ミッションオイル漏れの修理は無事に終了。

 

 

 

 

アンダーカバーを取り付けて元に戻して完了です。

 

 

 

 

 

 

その他、基本的な消耗部品の交換やウォッシャー液漏れ修理のため、

 

 

ウォッシャーポンプの交換作業をし、先ほど点検整備作業が完了致しました。

 

 

低年式のお車とはいえ、万全の状態でお納車させていただきますので、楽しみにお待ち下さいませ!!

 

 

by近藤

 

 

 

 

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