セラミックコーティング×F30LCI 330e
2021年01月27日
皆様、いつも大変お世話になります。
大阪店 中村です。
本日ご紹介させて頂くお車は、大阪府の安○様にご契約頂きました、
BMW F30 LCI 330e ラグジュアリー エナジーコンプリートカーEVO30.2
ご契約と同時に多数のチューニングメニュー等もオーダー頂き、
正に最後の仕上げで、セラミックコーティングを施工です、それも積層3回
それで作業時のブログをどうぞ↓↓
最後の仕上げとして施工させて頂くのが、
弊社ガレージエブリンが日本総代理店をつとめる、トルコの高級セラミックコーティング
メーカーであるNasiol(ナシオル)社。
その中でも硬度、艶感、耐擦り、耐雨染みがトップクラスの
NL272(通称アルティメイト)をオーダー頂きました。
それも積層+3回ですので、NL272を計4回塗りとなります。
下処理段階から、本日の完成まで要した時間は7日間、
順にご紹介致します。
作業スタッフは斉藤さんと私、中村
助っ人に池上さん濱田さんペアが途中で登場致します。
まずセッションに入る前に重要なのが下処理です。
セラミック施工時に均等に塗膜を定着させる為、
Step1 細部脱脂洗浄、鉄粉除去、クレンジング
Step2 セラミックコーティング専用 ディティリングルームにて
ボディーマスキング後の研磨作業
自動車を使用するうえで、スクラッチ傷は付きものです。
今回のお車は、ご契約頂く際にご来店予約を頂戴しておりましたので
ボディーは一通り磨き終えておりましたが、そんな良好な状態の車両も
専用のLEDライトのあるディティリングルームで、再度研磨作業を行い
細かな傷取りを行います。
特に今回、スクラッチ傷が目立ったのは、新品のフロントバンパー
(照明のお陰でくっきりと見えます)
(ビフォー)
塗装屋さんの磨きと持ち運びの際に、こういった傷は防げませんので
コーティング前の下処理の段階で除去します。
スクラッチ傷の深さ自体は浅いので、簡単に傷取りが可能です。
(アフター)
エナジーモータースポーツならではのラインを活かした造形美。
複雑なエアロパーツを磨く際に、欠かせないのが
ミニポリッシャー。(時間かかってもココはとても重要です)
今回も良い下地が完成致しました↓↓
コーティング施工前ですが、艶感は写真からでも伝わるかと思います。
Step3 磨き作業完了後は、脱脂洗車&PREPによる車両全体の脱脂&ブロアーで完全に水分を飛ばします。
ディティリングにおいて、シャンプー等やガラスコーティング等の評判の高い
GEYON(ジーオン) その中でもコーティング前の脱脂効果のある
Prepを使用する事により、滑らかで静電気のない塗装面を作りあげます。
一滴も水滴が垂れない様に、ブロアーで飛ばします↓↓
(案外、ココがかなりの時間を要します)
Step4 ここからようやく、高級セラミックコーティング
の施工がはじまります。
セラミックコーティングは固い被膜を形成する分、塗り込みから硬化までの時間が
ガラスコーティングに比べ早い為、素早くムラのない丁寧な拭き取りが必要です。
その為、塗り込みの範囲も狭くワンパネルに費やす時間が多く必要です。
※セラミックコーティングは完全硬化してしまうと、一般的な溶剤などでは除去ができません。
それほど、デリケートな製品な為 専用のブース環境が整っていなければ施工はできません。
今回は積層+3回をオーダー頂いておりましたので、
1層目が完了→1日保管→翌日2層目が完了→1日保管
上記を繰り返すため、塗り込みだけでも4層であれば、4日間を要します。
Step5 セラミックコーティング塗り込み完了後は硬化の徹底です。
室内温度を29℃に設定し、数日完全保管。
Step6 保管用のショールームに移動させ、完全硬化まで保管。
それでは、上記の工程が全て完了したBMW F30LCI 330e エナジーコンプリートカー
EVO30.2をご覧下さいませ↓↓
画像でも違いがお分かり頂けるかと、思います。
そこから、ご依頼頂いたオーナー様だけが分かるご納車後の
ガラスコーティンとの防傷性の違い
ガラスコーティングとの水弾きの違い
そして何より頑丈な塗膜が発揮する持続性
日頃のオーナー様のお手入れの楽さをご実感下さいませ。
※決してガラスコーティングの性能が悪いというわけでは、ありません。
セラミックコーティングは時間と費用そして何より技術を要する特殊なボディーコーティングです。
実際に国内のディーラーの取り扱っているボディーコーティングはガラスコーティングです。
是非、違いをご体感頂きたいお客様だけに我々は、専用ブース&設備を完備して
お待ち致しております。
by中村& 斉藤