納車前点検の点検?
2023年02月12日
それは、世田谷店の中村くんからの1本の電話
「山下さん、中〇様にご購入頂いたM3なんですが・・・納車前点検の前に一度点検してくれませんか?」
と、言う内容。「どうしたん?」と、確認すると「念の為、オイル漏れを確認しておいて欲しいんです」
と、言う事で・・・納車前点検の前点検。
早速、リフトアップしてアンダーカバーを脱着してオイル漏れの点検。
ミッションオイルが漏れではないんですが・・・滲み。
< ミッションオイル 赤矢印の部分ですが、画像では見えないレベル >
< エンジンオイル ドレンボルト >
エンジンオイルドレンボルトからの漏れ。写真を中村くんに送り状況共有。
早速、マフラーを脱着/耐熱板/プロペラシャフトを脱着してミッションを脱着していきます。
< 耐熱板&ドライブシャフトの脱着 >
ミッションジャッキーをセットして、ミッションの脱着作業へ・・・
ミッションケースの上側のボルト左右合わせて4本 右側は目視出来るんですが
左側が、オイルクーラーがミッションケースに取り付けられておりボルト2本が
全く見えない状態。狭いスペースでのオイルクーラーを取り外しを行いボルトを取り外します。
< 右側のボルト赤丸と青丸の位置に(ピントが全く合いません。)
< コチラが問題のオイルクーラー >
< 後方からのミッション >
< 取り外したミッションがコチラ >
< ボディ側は、こんな感じです。>
早速、サイドカバーを取り外してパッキンを交換。
< 向かって右側が、新品のパッキン >
ミッションのサイドガバーを取り付け ミッションを取り付け
ミッションの取り付けが完了すると、ミッションオイルパンの交換を行います。
ミッションオイルパンは、パッキンだけの部品供給が御座いませんのでオイルパンASSYの交換となります。
< ミッションオイルパンの脱着 >
< 左側が新品のミッションオイルパン >
ミッションオイルの量調整は、テスターを接続し温度を計りながら量を調整しないといけないので後ほど。
次は、エンジンオイル漏れ点検修理です。早速、エンジンのドレンボルトを脱着。
最初は、パッキンの再使用か?付け忘れか?と簡単に思っていましたが・・・・
ドレンボルトを脱着した瞬間、ボルトに巻かれたシールテープやめて欲しい修理のやり方ですねぇ〜。
うちのユーザー様想いの温厚な社長でも、こんな修理したら多分・・・ブチ切れるでしょう。
エンジンオイル漏れの原因は、オイルパンのネジ山の破損。なので、エンジンオイルパンの交換になります。
エンジンハンガーでエンジンを吊り上げ固定し、ミッションジャッキーでメンバーを脱着
エンジンオイルパンを脱着して交換を行います。
< エンジンオイルの抜き取り >
< エンジンハンガーでエンジンを固定 >
< ミッションジャッキーでメンバーを固定 >
< エンジンオイルパンの脱着 >
< 取り外したオイルパンとガスケット >
< 新品のオイルパンとガスケット >
エンジンオイルパンを取り付け組み上げていきます。
作業中、世田谷店の中村くんからの電話 「中〇様から、電話が有りフロントスポイラーの
追加注文頂きました。」との事。作業の進捗状況を報告すると・・・
またもや、折り返しの電話 「中〇様が、そこまでやって頂いているのなら・・・
別途お支払いするので、デフオイルの交換と添加剤のご注文を頂きました。」との事。
有り難いお話です。と、言うことでデフオイルの交換を行います。
< デフオイルの交換 >
< ご注文頂きました添加剤 >
< 純正ミッションと純正デフオイル >
< エンジンオイルは・・・コチラ >
勿論、オイルエレメントの交換も行います。
< エンジンオイルエレメントケース >
< ケース内を清掃し、エレメントの取り付け >
< 組み付けが完了したエンジンオイルパン >
エンジンオイルを入れて、エンジンを掛けてミッションオイル量の調整。
追加でご注文頂きましたフロントスポイラークリアー塗装が出来上がり取り付け作業へ。
そして、作業が完了しフロントスポイラーを装着した画像がコチラ。
納車前には、本当の納車前点検を行いますので出来上がりを楽しみにお待ちくださいませ。
by−山下
車検、修理、各種お問い合わせメールはコチラから → http://www.everyn.com/qform.php
オプションリストはコチラから → http://www.everyn.com/parts.php
お車のストックリストはコチラから → http://myhp.919919.jp/?cid=227&bid=100