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青木 正幸の独り言・・・EMS in CHINA  最終日編

2016年05月29日

 

 
2016/05/29
青木 正幸の独り言・・・EMS in CHINA  最終日編
 
五日目

夜が明けた。

いよいよ最終日だ。



定刻通りに全員集合。

時間にはいつも正確。

ラテン系のジョルディーまでもが。

好感が持てる。



数時間前まで酒盛りしていた場所で今は朝食。

みんなしっかり食べている。

若者は本当に元気だ。



よし、最後は上海ナンバーワンのビルに上がろう。



チェックアウトを済ませ、またBMW、メルセデス、ボルボに乗り込む。



昨夜リバーサイドでみたビル群だ。

見上げれないほどの高さ。

上海センター(上海中心大廈)

 高さ   632m

 階数  128階

 床面積 380,000 m2



首の筋を痛めそうになった。


あいにく展望台は、3時から。

フライトの時間も迫っているためあきらめた。



じゃあ、ランチにしよう。

ついさっきしっかり朝食をとったばかりなのに。



ランチは私のリクエストで飲茶。

これが飽きない。

店ごとに味が少し違うからだろうか。

どこもかしこも美味しい。女子がグルメ旅行する気持ちが分かった。



とても楽しいランチタイムだった。




今はトミーの車の後部座席。

上海国際空港に向かっている。

つたない英語で自分の口から感謝の言葉を伝えよう。簡単な単語で十分。
何度も復唱した。



ヘレンにも、ジョルディーにも、王君にも伝えよう。心を込めて伝えよう。



上海国際空港ってこんなに近かった?

旅の帰り道はいつも早く感じる。



広大な空港。

関西国際空港の五倍の広さだろうか。



いよいよ彼らと別れる時が来てしまった。



この旅は本当に感動の連続だった。

そして柄にもなく過去を振り返った。

思い返しただけで目頭が熱くなった。

成功したこともあったが、同じ数だけ失敗もした。

大きなピンチも数度あった。



E39のオリジナルマフラーにエナジーモータースポーツのロゴを刻印したのが14年前。



いま思えばこれがスタート。

在庫車に付加価値をつけるためだけにスタートしたハウスブランド。

それが今や海外企業に認められるほどに成長した。




一番最後にトミーに英語で礼を言おう。

そんな筋書きだったが、なぜだろう、頭が真っ白になり最初にトミーに駆け寄ってしまった。



トミー・・・  そう発した時点でそれまでの思いがこみ上げてきてあとの言葉が出なかった。



無言のまま握手。 どうしても声が出ない。


 
それを察したトミーのハグ。  ついに涙腺は切れてしまった。



OK、OK とトミー。



二回目のハグのあと何とか絞り出したサンキューは彼に聞こえただろうか。



トミー、ヘレン、ジョルディー、王君、しょうさん、5日間本当にありがとう。

次は日本で会いましょう。

借りは返すからね!!






あとがき。



砂田さん、ありがとうございました。

砂田さんの存在が無ければ貿易とは無縁でした。

砂田さんの貿易スキルとネットワークは一級品です。

その特殊能力を安売りしないでくださいね。




カメラマンの有馬さん、いつも本当にありがとう。

有馬さんのおかげです。

すべての始まりはあの一枚です。



モデラーの内田様。

おもえばEVO87.1からの長い付き合いですね。

いつも私の無理難題を形にしてしていただきありがとうございます。

内田さんとデザイン打ち合わせしている時間が好きです。




最後に長谷川社長。



有り余る仕事があるにも関わらず、つねにエナジーモータースポーツの開発
を最優先していただきありがとうございます。

砂田さんを紹介してくれたのも長谷川社長。

社長と知り合えて本当によかったです。










そしてエナジーエボi8の製作に関わっていただいたすべての皆様、本当にありがとうございました。

心より感謝しています。



平成28年5月23日     青木 正幸

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