本日は和歌山県よりエンジンオーバーヒートにてご入庫いただいた、F06/640グランクーペの
修理を進めさせていただいています。
この寒い時期に?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、どんな車でも起こりうるトラブルで、
ラジエター・サーモスタッド・ウォーターポンプ・ファン等、色んなパーツで構成されているのが車です。
どれ一つ故障してもオーバーヒートとなってしまいます。
今回のオーバーヒートの原因は・・・
ウォーターポンプ(クーラントポンプ)の故障によるトラブルでしたが、このウォーターポンプ
一昔前ではエンジンの回転を利用して回す機械的なものでしたが、現在は電気信号で回転を制御されており
故障した場合は専用のテスターで診断しなければ、判断が難しくなります。
それではパーツも入庫したので交換作業スタートです。
まずは冷却水を排出するところから始めます。
こちらが今回のトラブルの原因となるウォーターポンプです。
作業はリフトアップし、車輌下側から行うのですが、繋がっているホースを外すと「ダバーッ」と
勢いよく冷却水が出てくるので、ここはズブ濡れにならないよう容器片手に全集中!
とは言え足元はご覧の有様!
こちら新品のウォーターポンプですが、外した逆の手順で組み付けます。
その後、クーラントを補充しエア抜きを行えば作業完了となります。
余談ではございますが、このウォーターポンプが不具合を起こすとエンジンが温ったまりきってなくても
「エンジンオーバーヒート」と警告が点灯したり、ラジエターファンが不規則に高回転で「ファ〜ン」と
回る音が聞こえたりします。 ファンだけに・・・
そんな症状があった場合、必ずそのまま乗らずに安全な場所へ移動しエンジンを停止!
ロードサービス等を利用して弊社のような修理工場へ搬入してくださいね。
by今村