本日はエンジンオーバーヒートの警告ランプが点灯するということで、ご入庫いただいているE90の修理を進めております。
オーバーヒートの原因は電動ウォーターポンプの不具合でして、早速交換作業をおこなっているのですが、
実はこちらのお車、今年の5月に車検でご入庫いただいており、当時も診断機でウォーターポンプの故障メモリーが複数回
載っていました。
お客様には勿論お伝えしていたのですが、今まで調子よく乗れているので様子を見るということでお返しさせて頂くことに・・・。
「電動ファンが不規則に高回転で回ったり、警告ランプが点灯したりしたら直ぐに連絡くださいね」と
アドバイスをさせていただいていたのですが、「やっぱりあかんわ・・・」と急遽ご入庫となりました。
改めて診断してみても、やはりウォーターポンプの故障メモリーが・・・。
お見積もりの連絡後、作業スタートです。
こちらが故障原因のウォーターポンプとなります。
因みに若干オイル漏れもございますが、こちらも車検時にお伝え済みとなります。
まずはラジエターから冷却水の排出
ウォーターポンプの脱着スペースを確保するために、電動ファンを取り外します。
続いて下から各ウォーターホース&サーモスタッド等を外していくのですが、当然残っている冷却水がドバッと垂れてきます。
腕などは冷却水まみれになりながらも、救出したウォーターポンプがこちら・・・
左側はサーモスタッドとなりますが、今回は予防のため同時に交換させて頂きました。
あとは外した逆の手順で組み付け、クーラントを補充&エア抜きを行いテスターでリセットをかければ完了となります。
昔からオーバーヒートは夏のトラブル!とイメージされがちですが、冬であろうがいつでも起こりうるトラブルです。
ご覧の皆様も冷却水不足やエンジンオーバーヒート等、警告ランプが点灯すればそのままお使いになるのではなく
必ず点検を受けて下さいね。
by今村