本日ご紹介するのは東京都より車検でご入庫中のエナジーコンプリートカーEVO92.1の整備風景でございます。
リフトアップし点検を開始したところ、まず目に留まったのはエンジンからのオイル漏れ!
漏れている個所はシリンダーヘッドカバーからなのですが、垂れたオイルでエキマニがご覧の通り。
オイル漏れ修理を含めたお見積りをご案内し、了承も得られたので早速開始です。
オイル漏れの原因となるシリンダーヘッドカバーのガスケット交換は、下記画像のような手順で進めます。
合わせ面を綺麗に清掃後、新しいガスケットをセットし復元していきます。
その他、オイル交換を含めた基本整備を進めてまいります。
ひと通り整備は終わったのですが、実はエンジンの警告ランプが点灯しており、今のところ原因不明です。
テスターでの診断では「ブースト圧が低すぎる」とメモリーしていました。
ターボチャージャーシステムの点検では、バキュームホース・エアガイド関連の気密性などを調べていたのですが
チャージエアパイプに並んで付いているディパーターバルブの根本からエアー漏れを発見!
取り外し、中のシールリングを交換したかったのですが、生憎純正部品ではパイプAssyでしか出てきません。
取り急ぎホームセンターで同じ大きさ&太さのものを入手できたので、早速交換してみました。
装着後、エンジンを吹かしてもエアー漏れはなくなり、これで大丈夫かなと試運転!
普通の走行では警告ランプは点灯しませんでしたが、急加速時にまた点灯(泣)
こうなればディパーターバルブをノーマルに戻してテストしたいところですが、新品や中古パーツを取り寄せる?
それでもダメな場合ターボチャージャーを外し点検・・・、いずれにしても費用面の問題がございますので
今のところ作業は一旦ストップしており、オーナー様からの連絡待ちとなっております。
また進捗があればご報告させていただきますね。
by今村
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