青木 英晃の独り言  青春とはなんだ? の巻

2011年03月07日

 

 
2011/03/06
青木 英晃の独り言  青春とはなんだ? の巻
 
 
   
全国のBMWファンの皆様こんにちは!ガレージエブリンの黒子、青木英晃です。

まさに三寒四温、ここ数日の寒の戻りは厳しく金剛山、葛城山からの風が吹き降ろす松原市は雪が舞いました。皆様体調管理にはお気お付けください。


さて先日わたくし独りで吹奏楽のコンサートに行ってきました。大阪府立淀川工科高校、通称(淀工)です。時折マスコミ等で取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃるでしょうが、丸谷先生という熱血先生の指導の下で30年以上に渡って常に日本のトップレベルを維持されてきた普通の工業高校なのです。

数ヶ月前ふと開いた夕刊の広告にコンサートの案内が掲載されておりふたつの理由でチケットを求めました。
ひとつは軽い軽い好奇心から、もうひとつは少し前、千葉県で同じように何十年も公立高校を指導されている先生が「人生に疲れ果てて夢も希望も無く自暴自棄になった人がうちの演奏を聴いた時に、明日からもう一度頑張って生きてみようと思って貰える様な熱い演奏を心掛けなさい!!」とおっしゃっていたテレビを見ました。その言葉が妙に心に残っていて、もしかしたら今回もそのような感動を味わえるかもと期待と予感を抱き会場に向かいました。

1500人以上入る大阪郊外の立派なホールは有料にも関らず満席で、ご父兄や関係者それに吹奏楽をされている中高生が多数見受けられました。(単なるアマチュアコンサートでこの入りは驚異的な事です)
確かに演奏には深い深い感動を覚えました。涙もこぼれました。が感動以上に楽しかったというのが正直な感想です。
演奏の合間にされる初老の先生のおしゃべりが見事に大阪人の乗りで、軽妙な上に(毒)も有り、
「3年生が引退したばかりなので今が最低の出来です」とか「今年の1年生は(大半が初心者だから)レベルが低くて低くて愕然としたのになかなかやめてくれない」等軽妙なおしゃべりで会場をおおいに沸かせていらっしゃいました。

今回はコンクールではなく演奏会だったので、まだまだ途上の1年生も均等に舞台に立たせ経験を積ませてあげていました。曲目も多岐に渡り、クラッシックからポップス、ジャズ、歌謡曲やアニメソングそして六甲おろしまでも(笑)


帰途につきながら、つらつらと思いました。
100名以上の学生を束ねる先生の親和力(カリスマ性)に感動したはもちろんですが、日々ボロクソに怒られながらも先生の指導に付いて
行く学生さん達の純粋なひたむきさにも心打たれました。演奏中の学生さん達はみんな楽しそうで生き生きしているんです。
なぜならみんな自分の意思でこの学校を目指し、頼まれもしないのに吹奏楽部に入部したのですからね。
「やりたいからやる!」この前向きな気持ちを若い子供達に教えられた一日でした。

page top