青木 淳の独り言

2016年09月01日

 

 
2016/09/01
青木 淳の独り言
 
 
   
   
スタッフボイスのご覧の皆様、
こんばんは。お盆が過ぎ、少しばかりは気温も穏やかになりましたね。
外で作業をするスタッフにとっては、時折心地の良い風に恵まれ
皆様の作品(愛車)を心を込めて
製作しております。 



さて、今回は
現在私が進行させて頂いております
「プロジェクト」についてお話します。 



ガレージエブリンプロデュース、「エナジーモータースポーツ」としてコンプリートカー製作をし始めてから、かれこれ8年以上経過しました。
立ち上げ当初、国内でのBMW業界では、
BMW専門のコンプリートカーは、未知だったと思います。 



発起しデザインを手がけ始めた社長の初めての悩みや、試み、デッサンなどを当初から目の当たりにしておりました。時折、意見を求められました。
当時学生だった私にとっては
BMWの型式すらまともに答えられない程でしたが、少なからずは意見をしていました。それから年に二台の新作コンプリートカーの発表ペースになっていき、デザイン打ち合わせがある度に同行させてもらっておりました。骨格の形成から始まり、バランス、細かいディテールなど、1台が出来上がるまでに要する時間と手間は想像を絶する程。
それでも自分が「形」にしたい
「デザイン」を「具現化」できる喜びは、何ものにも変えがたいものがあります。 




回を重ねるごとに
意見も積極的に言えるようになり、
回を重ねるごとに
経験値を積ませてもらいました。
そして近年では
簡単なベース(骨格)デザインは
私が提案させてもらい、
細かいディテールや新アクセントデザインは社長が手がける
そのような関係性に
なっていました。 




EVOi8に関しては
フロントとリアウィングの提案は
私がさせてもらい
残りの細かいディテールや
リアスポイラーなどは社長が
手がけておりました。
いつもふと思う事は、
細かいディテールの繊細さや
新アクセントを手がける
独創性には、社長には頭が
上がらない、と常々思っておりました。 



コンプリートカーの製作立場の
サブデザイナーとして、数年以上が経過しましたが……。 



この度、初めて
1人だけでエナジーモータースポーツのコンプリートカーの製作を手がけさせて頂く至りとなりました。
初めてエアロ製作の現場に1人で
出向き、1人でデザインと向き合い、1人で判断をする。今までに無い、重厚感を抱きながらも、好奇心と新たな可能性に賭け、今まさにチーフデザイナーとして新作エナジーコンプリートカーを製作しております。 



デザイナーによって
デザインは千差万別ですが、
私にしか出せない感性と独創性を
打ち込み、新世代のエナジーモータースポーツを巻き起こして参ります。
まだまだ未熟者ですが
どうぞこれからも宜しくお願い致します。
そして現在着工中の
新作コンプリートカーですが……
私自身、早く乗りたくて堪りません。どうぞお楽しみに下さいませ。 



by 青木 淳

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