F16 X6 50i セラミックコーティング
2021年01月26日
皆様、いつも大変お世話になります。
大阪店 中村です。
本日ご紹介させて頂くお車は、大阪府の奥○様にご契約頂きました、
BMW F16 X6 50i Mスポーツ
ご契約と同時に3Dデザインフルエアロやチューニングメニューなど多数ご用命頂き
最後の仕上げとして施工させて頂くのが、
弊社ガレージエブリンが日本総代理店をつとめる、トルコの高級セラミックコーティング
メーカーであるNasiol(ナシオル)社。
その中でも硬度、艶感、耐擦り、耐雨染みがトップクラスの
NL272(通称アルティメイト)をオーダー頂きました。
まずセッションに入る前に重要なのが下処理です。
セラミック施工時に均等に塗膜を定着させる為、
Step1 細部脱脂洗浄、鉄粉除去、クレンジング
※X6の車格になると、3シリーズなどに比べ作業性が落ちる為、1.5倍程の時間がかかります。
Step2 セラミックコーティング専用 ディティリングルームにて
ボディーマスキング後の研磨作業
自動車を使用するうえで、スクラッチ傷は付きものです。
今回のX6も状態は非常にいいですが、専用のLEDライトを使用して照らすと
細かな線傷がある事が、わかります。
それらをワンパネルづつ磨き上げていきます、地道な作業ですが
正に無の境地になれる職人技なので個人的には好きですね。
こちらの、車両はMスポーツですので各所にピアノブラックの部分がございます、
それらは全て小物パーツとなりますので、ミニポリッシャーを駆使しての作業となります。
新品でお取り付けさせて頂いた3Dデザインエアロパーツも例外ではなく、
塗装屋さんにてUVカットクリアを施工しておりますので研磨作業が既にされておりますが
一般的に塗装屋さんの研磨の場合、粗めのコンパウンドを使用して仕上げを行います。
その為、同じ仕上げでもボディーコーティングの最終の仕上げとは異なるのです。
こちらも、ミニポリッシャーで仕上げていきます。
※LEDライトも明るさ調整、色の変更まで可能なGYEON製を使用しております。
その他にも、フロントバンパーのフォグライト部分などの造形が複雑な箇所は
全てミニポリッシャーで時間を研磨していきます↓↓
有り難い事に日頃からお昼間は、お客様からのお問い合わせ電話などを
多く頂きますので、磨き作業は通常営業終了後から
セラミックコーティング専用 ディテイリングルームに引きこもって作業をしております。
Step3 磨き作業完了後は、脱脂洗車&PREPによる車両全体の脱脂、汚れ落とし
ディティリングにおいて、シャンプー等やガラスコーティング等の評判の高い
GEYON(ジーオン) その中でもコーティング前の脱脂効果のある
Prepを使用する事により、滑らかで静電気のない塗装面を作りあげます。
Step4 ここからようやく、セラミックコーティングの塗り込みに入ります。
セラミックコーティングは固い被膜を形成する分、塗り込みから硬化までの時間が
ガラスコーティングに比べ早い為、素早くムラのない丁寧な拭き取りが必要です。
その為、塗り込みの範囲も狭くワンパネルに費やす時間が多く必要です。
※セラミックコーティングは完全硬化してしまうと、一般的な溶剤などでは除去ができません。
それほど、デリケートな製品な為 専用のブース環境が整っていなければ施工はできません。
Step5 セラミックコーティング塗り込み完了後は硬化の徹底です。
室内温度を29℃に設定し、数日完全保管。
焼き付け機による、セラミックの定着率の向上&硬化促進
Step6 保管用のショールームに移動させ、完全硬化まで保管。
それでは、上記の工程が全て完了したBMW F16 X6のギャラリー画像となります。
ご覧くださいませ。
ミネラルホワイトボディーの大幅な艶感の向上、
ヘッドライト等レンズ類の輝き
ピアノブラックパーツの光沢
画像でも違いがお分かり頂けるかと、思います。
そこから、ご依頼頂いたオーナー様だけが分かるご納車後の
ガラスコーティンとの防傷性の違い
ガラスコーティングとの水弾きの違い
そして何より頑丈な塗膜が発揮する持続性
日頃のオーナー様のお手入れの楽さをご実感下さいませ。
※決してガラスコーティングの性能が悪いというわけでは、ありません。
セラミックコーティングは時間と費用そして何より技術を要する特殊なボディーコーティングです。
実際に国内のディーラーの取り扱っているボディーコーティングはガラスコーティングです。
是非、違いをご体感頂きたいお客様だけに我々は、専用ブース&設備を完備して
お待ち致しております。
by中村