冷却水漏れ+オイル漏れ
2022年02月14日
本日ご紹介させていただくお車は、先日レッカーにて運ばれてきたE92/335iクーペでございます。
冷却水が漏れるということでご入庫いただきましたが、漏れている箇所はこちらでございます。
確認するとこのホースからポタポタ冷却水が垂れていたのですが、その隣にありますオイルフィルターケースからの
オイル漏れがまた酷く、お客様に連絡し両方の修理をすることをご了承いただきました。
それでは作業開始です。
まずは電動ファンやエアコンフィルターケース等を外し、作業スペースを確保します。
オイルフィルターケースを外すには、インテークマニホールドが邪魔になるのでご覧のような形に・・・。
そういえばこの作業はなんだか久しぶりですが、取り付けボルトのうち1本だけがこの状態にしなければ外せません。
そして外れたパーツ達がこちら・・・
垂れたオイルでホースの先端もフニャフニャになっており、フランジに亀裂が入っていたようです。
オイルはゴム製品に長い期間付着し続けると、その性質が犯されてしまいますので要注意ですね。
併せてラジエターアッパーホースと真下にあるドライブベルトも同様で、トラブル防止のため交換させて頂きました。
あとはフィルターケースを綺麗に清掃し、新しいガスケットを装着後、元通り組みつけていきます。
冷却水を補充しエア抜き作業が完了すれば、下回りをスチームにて洗浄。
その後、試運転をしエンジンをかけた状態で再びリフトアップし、漏れが止まっているのを確認すれば完了となります。
HPをご覧の皆様!車にはホース類・ブッシュ類等、沢山のゴムパーツがございます。
オイル漏れを放置し続ければそのパーツが劣化し、更なるトラブルを引き起こす可能性も高いです。
ご自身の駐車場にオイル溜まりのようなシミが見つかれば、早めに点検することをお勧め致します。
by今村