本日の車検整備・・・・BMW F36 4シリーズ

2025年12月17日

 

 

本日は、車検で入庫いただいたお車の整備風景一部をご紹介します。

 

 

お車は BMW F36 4シリーズ

 

 

 

 

 

車検ではまずリフトアップ、上から下からの目視点検、テスターでの車両診断、各消耗品の点検を行いお見積りを作成。

 

 

お客様に連絡を取り、整備メニューを相談の上決定します。

 

 

今回は、基本車検整備内容になります

 

 

・エンジンオイル交換

・オイルエレメント交換

・ブレーキフルード交換

・タイヤ2本交換

・4輪アライメント調整

 

 

を致しましたので、順番にご紹介していきます。

 

 

では早速、エンジンオイル&オイルエレメント交換です。

 

 

 まずエンジンオイルを抜きます。

 

 

<エンジンオイル交換中>

 

 

 

オイルが抜けきれば、次にドレンボルト周辺を洗浄し、ドレンボルトのワッシャを再利用するとオイル漏れの原因になる場合があるため、新品のワッシャを使用しドレンボルトを取り付け。

 

オイルエレメントも新品に交換です。

 

 

<オイルエレメント交換>

 

 

 

エンジンオイルを給油し、サービスインターバルインジゲーター(SIインジゲーター)のエンジンオイル交換時期を再設定(メンテナンスリセット)にて、エンジンオイル&オイルエレメント交換完了です。

 

 

<メンテナンスリセット>

 

 

 

次にブレーキフルードの交換になります。

 

ここで、少しブレーキフルードについてご説明させてください。

 

なぜ、ブレーキフルードは交換する必要が あるのかについて

 

まず、ブレーキフルードは何の役割をしているのか から説明します。

 

ブレーキペダルを踏んだ時の力を、ブレーキキャリパーに伝える際に力を油圧によって変換させてより正確に伝える役目をしています。

 

力を変換させる際に、多少の熱を持ちます

例えば 坂道などで、ブレーキを多用した際に皆様一度は、耳にしたことがあるかと思いますが

「フェード現象」と言って熱によりブレーキが効かなくなる現象がありますが、それとよく似ている「べーパーロック現象」と言ってブレーキペダルを踏んでいるのに正確に力を伝えられず、ブレーキが効かなくなる現象があります。

前者のフェード現象は、ブレーキパット・ディスクロータが関係していますが、後者のべーパーロック現象は、ブレーキフルードが関係しています。

フェード現象も説明していると長くなってしまいますので、またの機会に説明させていただければと思います。

べーパーロック現象に何が関係しているかというと、ブレーキフルードが高熱を持った際に、ブレーキフルードは液体ですので、沸騰してしまい、気泡を発生させてしまいます

そうなると、ブレーキペダルからの力を正確に伝えることができなくなり、最悪の場合、ブレーキが全く効かなくなり止まることができなくなります。

このような事態を防ぐため、ブレーキフルードには、それぞれの車に適した沸点が設定されています。

しかし、ブレーキフルードの経年劣化や極わずかな湿気による水の混入によって、適切な沸点で、沸騰してくれなくなります。

 

よって、ちょっとした連続的なブレーキなどですぐに沸騰してしまいブレーキの効きが悪いという事態になります。

 

これらを予防するために、定期的な交換が推奨されています。

 

劣化に関しては色などでわかる場合もありますが、水の混入などは 目視で判断が難しく車検毎(1〜2年)に交換していた方が良いといわれます。

 

ブログをご覧の皆様 少しでも気になる際は、下記にお問い合わせください。

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

少し長くなってしまいましたが、作業紹介に戻ります

 

 

<ブレーキフルード交換>

 

 

最後に、タイヤ4本交換と4輪アライメント調整になります。

 

少し4輪アライメント調整について、ご説明します。

 

4輪アライメント調整なぜ必要か

 

まず、車が本来持ち得ている走行性能を発揮するために重要なメンテナンスになります。

 

そのため、定期的にチェックし、必要であればアライメントを調節することで、より快適なカーライフ(ドライブ)が楽しめます。

 

4輪アライメントとは

 

キャンバー角・トー角・キャスター角の3種類あり各種役目があります。

 

ノーマル車高のお車でも、年月が経てば徐々に数値はズレていきます。

 

数値がずれていれば当然、タイヤの内減りなど偏摩耗の原因となり、足回りの寿命にも影響する場合もあります。

 

また、4輪アライメント調整をすることにより、それぞれの走行性能を最大限に引き出すことができ、燃費の向上・タイヤの寿命に影響し、さらに走行性が安定するため、高速や長時間運転の際に、ハンドルの細かい舵操作が減少するため、運転の疲労を軽減することもできます。

 

事故により衝撃を受けた際や縁石に乗り上げた場合はもちろんですが、サスペンション交換・車高変更などのカスタムをした際も、4輪アライメントは、各所ズレが生じるため、調整が必要です。

 

では、作業に戻りまして 

 

<交換前リアタイヤ 内減り>

 

 

 

 

 

<タイヤチェンジャーにてタイヤ履き替え>

 

 

 

<タイヤバランサーにてバランス調整>

 

 

 

<4輪アライメント調整>

 

 

 

 

 

埼玉県の齋〇様へ   

 

 

この度は弊社をご利用いただき、誠に有難うございます。

一台一台、心をこめて作業しています。

車検完了まで、もうしばらくお待ちくださいませ。

 

 

 

by今村

 

 

 

※車検や一般修理などメンテナンスに関するお問い合わせはこちら⇒ http://www.everyn.com/yoyaku.php

 

 

 

 

 

 

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